はこねで働く人を知る

諸星さん

株式会社小田急箱根
箱根海賊船
航海士
Q

小田急箱根に入社したきっかけはなんですか?

就職活動では、乗り物に関わる仕事を希望し、鉄道会社などを受けていました。その中で偶然出会ったのが、箱根海賊船の乗組員の募集です。「自分にできるのかな?」と当初は思いましたが、入社後に海技士免許を取得することができ、しっかりと操縦に関してもレクチャーを受けられること知って、挑戦することを決意しました。箱根海賊船は小学校の遠足で乗ったことがありました。卒業アルバムをみたら「箱根海賊船にのっている!」という感じ。それが今職場になっているので、とても不思議な感じがします。

Q

どのような仕事を行なっているのですか?

私はビクトリーという船に専属で乗船しています。業務内容は多岐にわたり、操縦はもちろん、船体の点検、エンジンのメンテナンス、接客など、幅広い業務を担当しています。一隻を船長、機関長と乗組員2名で運航します。少数精鋭の体制な分、マルチタスクで業務を行なっていくため、チームワークも大切にしながら働いています。

Q

仕事をする上で、大切にしていることはなんですか?

一番は「安全運航」。多くのお客様の人命に関わる仕事です。ミスが起こらないよう、常に緊張感を持ちながらすべての業務に取り組んでいます。また、箱根海賊船のルートは固定化されていますが、日々、天候の変化などを考慮し、運航する必要があります。濃霧が発生したり、天候も急に変わるので、ちょっとした変化も見逃さないようにしています。

Q

仕事の醍醐味はなんですか?

はじめて船を操縦したのは2018年の夏でした。2012年に入社し、5年間、乗組員として経験を積み免許をとったのですが、やはりとても緊張しましたね。桟橋に着船したときに、お客様の笑顔も見えたのですが、嬉しさもありましたが安堵感のほうが大きかったです。それまで先輩がマンツーマンで教えてくれていましたし、まだまだ一人前とは言えませんでしたが、一つの区切りとして達成感がありました。

Q

一緒に働いている方は、どんな人たちですか?

約30名のメンバーが箱根海賊船の運航に携わっています。40代、50代のベテランの方もいれば、高校から学校を卒業してすぐの方もいるなど、年齢層もさまざまです。皆、船の操縦は未経験で入社することが多いですね。実際、先輩や後輩も学校を卒業して、会社に入社してから自力をつけて免許を取る方が大半です。

Q

箱根で働く魅力はありますか?

箱根は観光地として日本でも有名な場所です。その分、メディアに取り上げられる機会も多いですね。箱根海賊船は情報系の番組はもちろん、ドラマや映画の撮影にも使用されます。そのような箱根を代表するような舞台で働けることは誇りにもなっています。

Q

応募者の方にメッセージをお願いいたします!

「船の操縦」と聞くと、ハードルが高い気もしますが、当社では本当にイチからスタートすることができる魅力があります。専門職ではあるのですが、育成体制もしっかりしているので、安心です。少しでも興味があれば、是非、箱根の観光を代表する箱根海賊船で共に働きましょう!