高さん
ポーラ美術館に入社したきっかけはなんですか?
前職は近隣のホテルに10年以上勤務。経理や予約の受付、フロントでお客様のおもてなしの業務などを経験しました。転職のきっかけは同じホテルで長年GMを務めたのち、美術館の館長に転じた野口さんの存在が大きいです。「ホスピタリティの強化」という方針を掲げ、ポーラ美術館の革新を進めようとする姿勢が感じられました。アートの世界で働いたことはなかったのですが、これまでに培ってきた経験や知識を活かせると感じ、入社を決意しました。
ポーラ美術館の特徴を教えてください。
ポーラ美術館のコンセプトは「箱根の自然と美術の共生」。私自身、ポーラ美術館で働いてみて感じたのが“都会の美術館では絶対感じられない魅力がある”という点です。アート作品の素晴らしさはもちろん、周囲の景観に溶け込んだ建築や四季折々の自然の変化を感じられる遊歩道。「自然・建築・美術」が三位一体となっている美術館はなかなかありません。ポーラ美術館のコレクションは19世紀後半から20世紀前半にかけての印象派の作品が中心になっていますが、これら美術史のなかで初めて
野外で描かれたものです。このことを受けて建築も自然の光や空気感を感じられるように配慮されており、地下の展示室に降りていくまでの間に心を解きほぐして、ゆったりと作品を鑑賞できるように
導く設計になっています。
会社、組織で大切にしていることは?
現在、運営部ゲストリレーションチームのマネージャーとして、受付や監視を担う部署のマネジメントをしています。受付業務では、お客様に聞かれたら答える、ではなく、率先して快適な過ごし方をご提案するスタイルに意識の切り替えに努めています。観光地にあるポーラ美術館には、さまざまなお客様が訪問されます。「杖よりも車いすや歩行器のほうが作品に集中できるかも」「赤ちゃん連れの方には授乳室をご案内しよう」など、アート作品により親しんでいただくための提案をしていきます。展示室内の監視業務では、作品の保全が最も重要なミッションですが、機械的に「結界を越えないでください」と言うのではなく、見終わった後にそっとお声掛けするなどの配慮も大切だと思っています。お客様との距離感を踏まえて、適切なタイミングや言葉遣いによるコミュニケーションを心がけています。
ポーラ美術館が目指していることは?
素晴らしいアート作品を楽しんでいただくことに、おもてなしの精神をプラスして“美術館で過ごすひととき”を楽しんでもらいたいと考えています。ポーラ美術館で過ごした時間が一つのいい思い出になるよう、ここに訪れること自体に価値を感じていただけると嬉しいです。
応募者の方にメッセージをお願いいたします!
スタッフが最善のパフォーマンスを発揮できるよう研修やサポートも充実しています。サブマネージャーはモデル業の経験があり、一流の接客方法や姿勢もイチからレクチャーします。休日に関しても、本人の希望を重視してシフトを調整します。「9時から3時」「10時から4時」といったように短時間勤務も希望を出せるので、仕事とプライベートの両立が図れるフレキシブルな働き方が可能です。