「箱根で働く」って実際どんな感じ⁉ 新入社員座談会
「箱根で働くって、どんな感じなんだろう?」
想像しただけではわからない「ホントのところ」を、箱根で働き始めてもうすぐ1年になる新卒入社の皆さんに語ってもらいました。仕事のやりがい、嬉しい瞬間、大変なこと、箱根の魅力、皆さんのいろいろな思いが飛び出しましたよ!
今回の対談は、箱根DMO主催の新人向け研修会にご参加いただいた企業の皆様で実施いたしました!
座談会メンバー(写真左から)
・箱根湯本温泉 天成園 元木さん
神奈川県横浜市出身、現在は小田原市在住。
天成園には以前に泊まったことがあり、そのサービスに感動していた。偶然友人が勤めていて、誘われたのがきっかけで就職。温泉が大好き。
・さがみ信用金庫 田原さん
神奈川県湯河原町出身。大学進学で県外に出たが、地元で働きたい、地元を支える仕事がしたいという思いを強くし、帰郷。
入社後、最初の配属先が箱根支店に。箱根のまちを駆け回る日々を送る。
・小田急リゾーツ 箱根湯本はつはな 阿部さん
神奈川県茅ケ崎出身、現在は箱根町在住。
小田急リゾーツが運営するホテルでの結婚式に参列したのがきっかけで興味を持ち、就職。
伝統を貫きながらもお客様第一の細やかな心配りを大切にするサービスに感動。
・富士屋ホテル 山本さん
宮城県石巻市生まれ。今回のメンバーで一番の遠方出身。
本格的なショープレートなど昔ながらのサービスやホスピタリティを現代に継承している富士屋ホテルの魅力にドはまりし、箱根で就職。
・小田急リゾーツ 箱根ハイランドホテル 網代さん
神奈川県小田原市出身、現在は職場近くの寮で暮らす。子どもの頃から箱根ハイランドホテルに何度も宿泊した。
楽しい家族旅行の思い出が溢れている場所で働きたいと入社を決意。
・ホテルおかだ 子安さん
神奈川県茅ヶ崎市出身、現在は箱根町在住。
「和」の魅力に取りつかれて、旅館で働くことを志望。現在は主に食事の配膳を担当し、レストランに部屋食にと奮闘中。
お客様と心が通い合う瞬間を求めて。緊張を乗り越え奮闘中!
――というわけで、皆さん今日は集まっていただきありがとうございます!
まず、皆さんがこれまで仕事をしていて嬉しかったことを聞かせてください。
子安:お客様から「今日はありがとう」とチップをいただいたことがありまして。少しは良いおもてなしができたのかなと、嬉しくなりました。
元木:私はお客様からのアンケートで「元木さんの接客が良かった」と書いていただいたときです。
網代:お客様に名前を憶えていただけるの、嬉しいですよね。距離感が縮まって、いろんな話ができたりして楽しいなあと思います。
山本:わかります!「名刺をもらえますか?」と言われて、お渡しするとお帰りになるときに「ありがとう、山本さん」と言ってくださったりして。
阿部:「あなたの接客が良かったから、また来たいです」と言っていただけたときは、頑張っていて良かったなと感じました。
田原:私はお客様からいろいろな相談を受けるときが嬉しいです。
頼っていただけているのかなと思い、地域を支える一員になれている実感がわいてきます!
――皆さんは、ふだん仕事をするときにどんなことを心がけているのですか?
元木:私はやっぱり「明るく笑顔で」ですね。
子安:私もそうです。表情が硬くなりやすいタイプなので、なるべく柔らかくなるように心がけています。
山本:お客様の目や何気ない仕草をよく見たり、ポロっとこぼした一言をキャッチしたりして「今どんなことを望んでいらっしゃるのか」を汲み取ることです。それを踏まえて、できるだけお客様から言われる前に動くようにしていて。
網代:私もお客様が求めていることを最大限に理解するよう努めています。お客様が言葉で伝えてくださることだけでなく、表情や話し方にもアンテナを張って。
田原:「金融機関の人」って堅苦しいイメージを持たれがちなので、お客様とは仕事以外の話もして距離を縮めて仲良くなるようにしています。野球の話とか盛り上がりますよ!
阿部:私は「とにかく丁寧に」かな。ホテルのサービスはスピードも大事ですが、それでも些細な所作などが雑にならないよう気をつけて、いつでもお客様が安心して寛げる空間をつくっていたいです。
――大変だったことはありますか?
阿部:箱根には海外からのお客様も多いのですが、互いに共通の言語がないときはちょっとおどおどしてしまいます。ですが、ジェスチャーととにかく笑顔で乗り切っています!(一同、うなづき)
元木:私は最初、大人数の団体客の対応に戸惑っていたのですが、上司が「個人のお客様の対応の延長線上だと思えばいいんだよ」と言ってくれて、気持ちが楽になったんです。今では落ち着いて対応できるようになりました。
温泉、駅伝、食、文化。現地で体験するからこそ感じる魅力
――ところで皆さん、箱根での暮らしは楽しんでいますか? 印象に残っている出来事や好きなポイントなどあれば教えてください。
子安:箱根駅伝を近くで見れたのが本当に良かったです。地元の茅ヶ崎でも観戦してはいましたが、箱根で見るのはやっぱり格別で。
山本:私も箱根駅伝です! 仕事の合間にちょうど折り返しのシーンが見れたんですが、急斜面をすごいスピードで追い上げていって、すごい迫力でした。観客の皆さんも寒い中朝早くから待っていて、熱量がすごいなって。
元木:私は何と言っても温泉です。日本随一の温泉地で、こんなにたくさんある中から選び放題だなんて贅沢ですよね。私の職場では福利厚生で温泉の優待券がもらえるのでラッキーです。
阿部:あと、箱根って食べ物もすごくおいしくないですか? 私が働いているホテルでは箱根で採れた野菜を扱っているのですが、甘くて旨味があって、お客様にも好評です。特に箱根で有名なホウレンソウは絶品で。私は就職してから野菜をたくさん食べるようになりました。
網代:私は箱根の魅力をもっと自分の言葉でお客様に伝えられるようになりたくて、敢えて公共交通機関を使って休みの日にあちこち行くようにしています。車だと見過ごしていたような素敵なところが、出かけるたびに見つかるんですよ。先日行った芦ノ湖、海賊船も良かったし……
箱根の中にもいろいろなエリアがあって、それぞれに魅力がありますよね。これだけ多くの人が集まり、何回も来る人がいるのも納得です。
田原:私は就職するまであまり箱根に来たことがなかったのですが、 働いてみて日本中そして世界の方々からすごく愛されている町なんだなと実感しています。大学時代の友人たちに「今、箱根で働いている」と言うと「すごいね!」と言われたりしますし。
観光地として有名なだけでなく、寄木細工の発祥地だったりと根付いた文化もあって、箱根ブランドの威力を感じます。
皆さまに頼られる存在に。箱根で楽しい未来を描く
――今後の目標を教えてください。
子安:私はもうすぐ研修期間が終わるところなのですが、配属された先で先輩方から信頼して仕事を任せてもらえるように頑張っていきたいです。うちの先輩方って、みんなすごく楽しそうに仕事をしているんですよ。私もそんな背中を追いかけます!
元木:春には次の新卒が入って来るので、後輩に何を聞かれても答えられるような頼りになる先輩になりたい。そのためにもっと勉強を重ねていきます。
網代:私も後輩のお手本になるような存在になっていきたいです。お客様との会話を楽しみながら的確に意図を汲み、より喜ばれるおもてなしを目指します。
山本:私は今、お酒のノウハウをもっと身に付けたいと思っています。ワインをセレクトするための知識だったり、お客様の目の前でボトルを開けて注ぐ一連の所作をきれいにできることだったり。
田原:私は金融や経営関係の資格取得を頑張りたいです。箱根って、有名な一大観光地である一方、実は消滅可能性自治体に判定されているくらい衰退している事実もあって。そんな箱根を支える存在になりたいんです。
阿部:私はもっといろいろなお客様と話せるようになりたくて、英会話のレッスンを受けているところです。難しいなあと思うこともありますが、お客様と意思疎通ができたときの喜びは最高で! あの嬉しさをもっと味わいたくて、実践あるのみで頑張っています。
座談会にご参加いただいた新入社員のみなさん本当にありがとうございました!最初こそみなさんの緊張が伝わってくる雰囲気でしたが、すぐに打ち解け笑顔もみられる座談会となりました。
新入社員の皆さんのリアルな声を通じて、「箱根で働くこと」の魅力ややりがいを感じていただけたでしょうか?これからも、箱根での仕事や暮らしの楽しさをお届けしていきますので、ぜひチェックしてください!
はこワク!編集担当より