箱根ブログ

富士箱根伊豆国立公園について

情報更新日:2017 01/22 (日)

今日は富士箱根伊豆国立公園の概要などについて紹介します。

国立公園とは、日本を代表するすぐれた自然の地域のことです。「自然公園法」という法律によって国の機関の環境省から指定を受けます。箱根地域は、富士山を中心とした富士山地域と一緒に昭和11年2月1日に国立公園の指定を受けました。そこに、昭和30年に伊豆半島地域、昭和39年に伊豆諸島地域が指定されて、現在では、東京・神奈川・静岡・山梨の一都三県にまたがる富士箱根伊豆国立公園となりました。

それぞれの地域では、特色のある植物を見ることができます。
●富士山地域
富士山では、植生の分布が標高により変化する典型的な垂直分布がみられます。山麓から山頂にかけて、落葉広葉樹林帯・常緑針葉樹林帯・火山荒原へと変化します。新しい火山であるため、ハイマツ群落がないのも特徴の一つです。
●伊豆半島地域
天城縦走路沿いには、貴重な太平洋側のブナ原生林が大規模に残されており、生物多様性の保全上の重要地域となっています。アマギシャクナゲ・アセビなどが咲く春や紅葉の美しい秋を中心に多くの人が訪れます。
●箱根地域
箱根火山には、ブナ、ケヤキなどの落葉広葉樹を主とする自然林が残されています。また、国の天然記念物に指定され、多様な湿性植物がみられる仙石原湿原や台ヶ岳の斜面に広がるススキ草原などでは、四季の美しさを楽しむことができます。また、箱根地域には、サンショウバラやマメザクラなどの富士火山帯特有の植物が生育しています。 生物学的研究が盛んだったことから、ハコネトリカブトなどの「ハコネ」を冠した動植物も見られます。
出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/park/fujihakone/point/index.html

サンショウバラは「ハコネバラ」とも呼ばれ、町の花になっています。
これから、だんだんと暖かな春に向かって花の咲きだす時期になります。素晴らしい自然が守られている富士箱根伊豆国立公園をぐるっとめぐってお気に入りの花や植物をみつけてみませんか。
Instagram FACEBOOK