箱根ブログ

芦ノ湖(あしのこ)の歴史

情報更新日:2017 01/28 (土)

今回は富士山も望める景勝地、
芦ノ湖ついて書きたいと思います。

芦ノ湖は標高724mに位置し、周囲19km、面積6.9㎢、
最深部は43.5mもある「カルデラ湖」です。

今から約3100年前に起きた大涌谷付近の噴火による土砂が、
当時仙石原を流れていた川(古い早川)をせき止めたため、
その上流に水がたよって湖となりました。

現在、芦ノ湖の水は江戸時代に開削された箱根用水を通って、
静岡県の裾野市方面に流れています。
この用水は、初めは灌漑用水(農地に供給するための水)として使われていましたが、今では用水路に設けられた三ヵ所の水力発電所の発電にも用いられています。
最大水使用量は毎秒1.6㎥で、一年間に平均して約4300万㎥の水が
流れ出ていると推定されています。

では、そこにたまる水は、いったいどこからくるのでしょうか?

そのほとんどは雨によってもたらされていると考えられています。
周囲の山々に降った雨が浸透して地下水となり、芦ノ湖底から
多量の地下水として湧き出しているのです。

芦ノ湖の水の流れの秘密、ちょっと面白いですね。

子供にも分かるように箱根町のホームページには
「キッズページはこねっこ」を掲載していますので、
大人の方も一度見ていただくと、
新しい発見があるかもしれませんね。

http://www.town.hakone.kanagawa.jp/index.cfm/12,3189,76,html
Instagram FACEBOOK