箱根ブログ

今日から2日間「宮城野木賀温泉夏祭り」が開催されます！
その中でも本日行われる「虫送り火祭り」についてご紹介します。
「虫送り火祭り」の始まりは江戸時代までさかのぼります。
安永5年(1776年)に甲州下吉田村（現在の山梨県富士吉田市）の萱沼儀兵衛という人物によって仙石原、程なくして宮城野（文化13年(1816年)に書かれた神楽字引が伝わっています）へ伝えられたとされる、「湯立獅子舞」と呼ばれる伝統行事がありますが、同じ頃に宮城野の地では村人を天災や悪疫から守り、天下泰平・五穀豊穣・無病息災を祈願する虫送りの神事が行われており、これが今に伝えられています。「虫送り火祭り」ではウンカなど稲に付く害虫の災いを払い悪疫退散を願います。
当日は灯籠が大文字橋に祭られ、18時から諏訪神社にて奉納舞が行われた後、19時頃より獅子舞と祭り参加者の方々と共に、赤く燃える松明を手に町内を練り歩きます（観光客の方も行列に参加できます）。その後灯籠が並べられた大文字橋を渡り、最後に虫を封じこめた輿を焼き払って（お焚き上げ）、一年の無事息災を願います。
「虫送り火祭り」体験、してみませんか？
宮城野木賀夏祭りについてはこちらもご覧ください！
https://www.hakone.or.jp/4160?gana=event