箱根町が「世界の持続可能な観光地」として選出されました。

持続可能な観光地を認証する国際的団体「グリーン・デスティネーションズ」の表彰制度『世界の持続可能な観光地 トップ100選2022』を受賞しました。

「世界の持続可能な観光地トップ100選」は、毎年世界中の観光地から持続可能な観光の取り組みに関する優良事例(グッドプラクティスストーリー)を募集し、高い評価を獲得した100地域が選出されるものです。
エントリーには箱根町の「環境先進観光地‐箱根」に向けた推進や、箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)の観光地マネジメントを通して、行政、町民、事業者がつながりALL箱根として動いてきたことが評価されました。
箱根町の優良事例としては、昨年度より行っている「箱根DMO公認ガイド育成事業」をご紹介し、受賞へとつながりました。

この選出により、箱根のさらなる国際的な認知向上、SDGsやサステナブルな観光に関心の高い観光客の来訪、持続可能な取組みの促進が期待されます。
箱根は、この受賞に満足せず、関係部署とともに連携を深め、さらなる高みを目指してまいります。

参考資料

グリーン・デスティネーションズ(Green Destinations)

グリーン・デスティネーションズはオランダを拠点とする国際認証団体で、世界持続可能観光協議会(GSTC)が開発した「持続可能な観光」の国際指標の国際認証団体のひとつ。観光地向けの表彰・認証制度を運営しています。

グリーン・デスティネーションズ「世界の持続可能な観光地トップ100選」

トップ100選は毎年、世界中の観光地から、持続可能な観光に関するストーリーや優れた事例を集め、広く共有することを目的としています。各観光地は、国際基準100項目中から15項目を満たすことが条件で、中長期的な観光地戦略や観光が自然に与える影響など様々な評価基準に対して取り組みの詳細レポートを提出。審査により評価された場合、初めてエントリーとなります。2022年度は箱根町、大洲市、阿蘇市、下呂市、東松島市、釜石市、南知多市、那須塩原市、小国町、小豆島町が選出されました。このトップ100選の認証自体は、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナという表彰制度の中の最初のステップにすぎませんが、そこへのエントリーにより、持続可能な取り組みを実施している地域の証としてのブランド化につながると言われています。

世界持続可能観光協議会(GSTC)

GSTCは,持続可能な観光の推進と持続可能な観光の国際基準を作ることを目的に,2007年に発足した国際非営利団体。GSTCが開発した基準は,世界で唯一,国連世界観光機関(UNWTO)の指示の下で開発された基準であり,国際連合環境計画(UNEP)などの国連機関,民間企業,NGOなど世界150以上の団体と連携しています。

<問い合わせ先>
箱根DMO(一般財団法人 箱根町観光協会)
連絡先:0460-85-5443