視覚障害者向け音声ガイド

箱根駒ケ岳山頂の元宮は、箱根神社の奥宮 として、1964 年( 昭和39 年) 再建され、 以来祭祀が厳修され、四季を通して登拝者 で賑っています。 注連縄を張ってあるのは馬降石といい、白 馬に乗って神様が降臨された岩と伝えられ ています。石の上の穴は降馬の折の蹄跡で、穴にたまる水は旱天にも枯れたことがないといわ れる不思議な岩。また参道の右側には馬乗石があり、白馬の信仰を今に残しています。

箱根元宮では自然や歴史、神聖さを味わうことができる特別な体験が待っています。ぜひ、風や音、空気を感じながら、元宮の魅力を楽しんでみてください。

風と空気を感じる

箱根元宮は標高1,327メートルの駒ヶ岳山頂にあり、山頂特有の涼しく澄んだ空気を感じることができます。また、開放的な空間で風が強い日が多いため、風の音や体に当たる風の感触が非常に特徴的です。大自然の中に立っていることを全身で感じられる場所です。

自然の音

周囲は山々に囲まれており、鳥のさえずりや風が木々を揺らす音が耳に心地よく届きます。視覚を使わずとも、山頂ならではの静けさと自然の音の調和が、神聖な雰囲気を醸し出してくれます。

箱根元宮の歴史と神聖さ

箱根元宮は箱根神社の奥宮にあたり、古くから霊験あらたかな場所として崇敬されてきました。神社の由来や歴史については、現地のスタッフが口頭で説明してくれる場合もあり、聴覚を通じて歴史的な背景を理解できます。また、神社の静かな佇まいと、祈りを捧げる人々の気配から、場の神聖さを感じ取ることができるでしょう。

ロープウェ-の体験

元宮へは箱根駒ヶ岳ロープウェーを利用してアクセスします。このロープウェー自体も楽しみの一つです。乗車中の風の音や揺れ、移動している感覚、そしてスタッフによるアナウンスを通じて、山を登っていく実感を味わえます。また、到着時の静かな空間と、足元に広がる自然の感覚も特別です。

祈りの場所としての静けさ

元宮は祈りの場であり、その静寂さも大きな特徴です。訪れた人々が手を合わせて祈る音や、時折聞こえる参拝者の鈴の音は、神社特有の神聖な体験を強調します。これは特に聴覚を通じて感じる神聖さです。

ご紹介音声データ