スポット検索
箱根湯本・塔ノ沢・畑宿エリア
エリアの特徴
箱根十七湯の中で最も歴史ある温泉場で、その発見は奈良時代とも伝えられている。旅館の数や源泉数、湯量も多く言わずと知れた箱根を代表する湯の町。
箱根の玄関口として多くの観光客でにぎわう箱根湯本駅前には多くの土産物店や飲食店が立ち並ぶ。毎年11月3日には、江戸時代の参勤交代を再現した「箱根大名行列」が開催され、きらびやかな一大時代絵巻が繰り広げられる。また、浮世絵などにも登場する風情漂う塔ノ沢や、伝統工芸品である寄木細工の工房が集まる畑宿では寄木細工作りが体験できる。
それぞれの温泉にはこんな特徴がある!
湯本温泉 ~箱根温泉の大玄関口~
湯本温泉は十七湯の中で最も古い歴史を持ち、伝承では天平10年(738)の開湯と言われます。江戸時代には源泉が次々に開発され、全国的に有名な温泉場として大いに賑わいました。現在でも源泉数、温泉旅館・ホテルの数、滞在または宿泊する旅客数などが最多で、箱根温泉の中心的存在です。それは小田急ロマンスカーのターミナル、箱根登山鉄道や箱根各エリアのバス乗り換え駅で、どこへ行くにも便利という地理的条件と無関係ではありません。
塔之沢温泉 ~輝かしい老舗旅館が並ぶ湯の里~
早川渓流沿いの函嶺洞門を抜けると、塔之沢であった─そんな文学的な表現がぴったりの温泉です。老舗旅館の多い閑静な雰囲気が文人たちの想像力を刺激するのでしょうか。塔之沢温泉は、江戸時代から文学や旅行案内によく描かれました。弥次喜多の『東海道中膝栗毛』で有名な十返舎一九も、「湯宿も奇麗風流にて、入湯もおほく…(『箱根江の島鎌倉道中記』)」と書いています。